都市空間工学演習I 2015.04.18
課題 四街道まちづくり提案 2015 〜 賑わいのかたち〜
[担当教員]大川信行 客員准教授、郭 東潤 助教
[TA]コスタ・マリアンネ、長田 滉央
地方都市は各々の地域を中心に祭りや風習、歴史的建築、まちなみなどの地域文化と、強いコミュニティに支えられ、地域のアイデンティティを形成してきた。ところが、近年、多くの地方都市において、人口減少、少子高齢化、産業構造の変化、モータリゼーションなど様々な要因によって中心市街地衰退が深刻化している。地域の魅力やコミュニティを維持しながら、まちの再生や災害に強いまちづくりのため、総合的対応が必要とされている。
この課題で取り上げた四街道市は、“住んでみたいまち”“いつまでも住み続けたいまち”“選ばれる四街道市”を目指している。そのためにも地域文化、温かい人間関係、まちのよさを活かしながら、まちの魅力が調和するまちづくりを考える必要がある。
まず、地元の方々の話をうかがい、〈チーム〉でまちづくりワークショップ(以下、WS とする)を企画・実施し、その成果分析を行う。そして、討議を重ねながら、四街道市の将来像を示す基本構想を練り上げる。次いで、基本構想を踏まえ、提案した将来像を考え、具体的な提案としてまとめる。
※ワークショップ(Workshop)とは、まちづくりにおいて、地域にかかわるさまざまな立場の人々が参加し、地域社会の課題を解決するための改善計画を立てたり、進めていく共同作業を指す。
[条件・進め方]
- 対象エリアは四街道市鹿放ケ丘とする。※鹿放ケ丘ふれあいセンター
- 3~5名程度のグループを編成し、討議を重ねながら WS 企画内容や方法などを考える。
- WS 実施:WS を実施し、成果や問題など分析し、マップとレポートにまとめる。
- 基本構想:WS 実施分析に基づいてテーマを設定し、コンセプト的な計画を作成する。
- 提案例:商店街の再生、地産地消による地域活性化、地域資源を活かしたまちづくり、駅周辺の整備計画、災害に負けないまちづくり、特殊建築物(コミュニティ施設、図書館、病院、共同住宅、市場など)
- 最終成果:〈WS 分析→計画策定→設計スタディ→提案〉の成果を各個人ごとにまとめる。
[提出物]※いずれも成績評価の対象となる。
- WS 実施概要:A1 ボード 1 枚+PPT データ(WS 実施概要や成果分析の結果など)
- 基本構想:A1 サイズ 2 枚+PPT データ(WS 結果に基づいた基本構想など)
- 最終成果(個人):基本構想に基づいた個人提案を A1 サイズ 2 枚+模型、または模型と同程度のエネルギーをかけたもの(例えば、現地活動・提案のビデオ制作など)でまとめる
- 提案集原図の提出(詳細内容は、別途告知)
- WS 実施概要:見開き A4 サイズ 1 枚
- 基本構想:見開き A4 サイズ 1 枚
- 個人提案:見開き A4 サイズ 2 枚(ビデオの場合、A4 サイズ 1 枚+動画データ)
[スケジュール] ※スケジュールが変更になる場合があるので、掲示に注意。
1. 4 月 18 日(土) 12:50 全体ガイダンス+課題説明+上映会(約 15 分)
2. 4 月 25 日(土) まち歩き
課題地内で食事をするなどして、現地の雰囲気や人のつながりを直に感じておくとよい。
地元説明会(場所:鹿放ケ丘ふれあいセンター会議室/集合時間:12:30)
四街道市の担当者をはじめ、住民の方々から歴史文化やまちづくりなどについてお話をうかがう。 (説明会の終了後、懇親会を予定)
3. 5 月 02 日(土) 現地調査 予備調査(個人)
4. 5 月 09 日(土) 講義& 【講義】参加型まちづくりと方法
WS 企画 WS 企画内容や効果などについて検討を行う。
※グループ編成(3~5名程度、メンバー・代表者リスト)
5. 5 月 16 日(土) WS 企画 WS 企画内容や効果などについて検討を行う。
6. 5 月 23 日(土) WS 実施 まちづくりワークショップ実施
※集合場所:鹿放ケ丘ふれあいセンター会議室
※集合時間:12:00(WS 実施時間:13:00-16:00)
7. 5 月 30 日(土) 予備日 (予備日)
8. 6 月 06 日(土) 12:50 WS 実施報告(グループ発表)
WS 概要と成果分析、計画方針などを A1 ボード1枚にまとめ、PPT で発表
9. 6 月 13 日(土) 12:50 基本構想プレゼンテーション(グループ発表)
コンセプトを明快に表現すること(かつ魅力的なタイトルを!)
※A1 ボード(2枚)でまとめ、PPT で発表
10. 6 月 20 日(土) 12:50 エスキスチェック(個人発表)
11. 6 月 27 日(土) 12:50 エスキスチェック(個人発表)
12. 7 月 04 日(土) 12:50 エスキスチェック(個人発表)
13. 7 月 11 日(土) 12:50 最終プレゼンテーション(個人発表)場所:中会議室(15 号 3F南側)
14. 7 月 18 日(土) 12:50 最終プレゼンテーション(総合講評会&地元発表会向け)
15. 7 月 25 日(土) 13:00 地元発表会
(場所:鹿放ケ丘ふれあいセンター会議室/集合時間:12:00)
※グループメンバー間で協力し、個人パネル及び模型などを展示
(発表会の終了後、懇親会を予定)
16. 8 月 01 日(土) 13:00 総合講評会(予定)
[参考文献]
- まちづくりの方法−まちづくり教科書 1−、日本建築学会、丸善
- 地域づくりワークショップ入門−対話を楽しむ計画づくり−、傘木宏夫、自治体研究社
- わが町発見!−絵地図づくりからまちづくりへ−、世田谷まちづくりセンター編、晶文社
- 生活の場としての都市(岩波講座「都市の再生を考える3」所収)、北原理雄他、岩波書店
- まちづくり学−アイディアから実現までのプロセス−、西村幸夫他、朝倉書店
- まちの見方・調べ方−地域づくりのための調査法入門−、西村幸夫他、朝倉書店
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